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2007canada 07/04
 「ら〜ぶれたぁ、ふろむ、かな〜だぁ〜」と言っても近所の床屋の大将以外にはなかなか理解してもらえない今日この頃、断続的に降り続く雨の“断”を狙って、成田空港へ向け出発。2度目のカナダ旅行のスタートを切る。14時28分、成田エクスプレスにて成田空港到着。いつも成田へは“超”早めに来るようにしているのだが、今年も出発予定の4時間前に着いてしまった。

 まずは両替。1999年の第1回“渡加”の時は、1カナダドル=80円程度だったが、今回は5割高の120円越え。つまり、前回は10万円で1,200ドルもらえたのに、今回は800ドルにしかならない。おまけに「余分な両替はしない方がいいですよ」と、三菱東京UFJに忠告を受けるほど、売買レートに開きがある。つまり、10万円をカナダドルに換えて日本円に戻すだけで、1万円は目減りしてしまう事になる。

 次にエアー・カナダAir Canadaのカウンターでチェックイン。2001年の9.11以降、厳しくなる一方の航空行政であるが、エアー・カナダは結構“ゆるゆる”で、預け入れ荷物制限も機内持ち込み制限も、以前(カナディアン航空時代)と変わりないように思えた。同じ北米大陸のアメリカと比べて、なんだか平和な雰囲気。

 18時15分搭乗、19時にゲートを離れいよいよ離陸、かと思いきや、「成田はラッシュアワーで順番待ちだよ。5〜6機並んでっから、ちょっと待ってね」と機長のアナウンスがあり、さらに40分待ち。20時近くになりやっと滑走路へ、うなりを上げるロールスロイスエンジンに押され水煙をあげながら、エアバスA330は離陸した。

9時間後・・・。

 12時30分、ビデオシステムがあまりにも貧弱(日本語の映画が無い)で暇を持て余した点を除けば、まずまずの快適な飛行で、バンクーバーVancouver(YVR)に到着。空港は2010年のオリンピックに向けて気合いを入れて改装中で、何処もピカピカ。石や木をふんだんに使い、ロッジの雰囲気を漂わせている。

 「コンニチハ、カンコーデスネ」と入国審査も簡単に済み、到着から1時間後には外の空気を吸うことができた。天気は晴れ、暑くもなく寒くもなく、過ごしやすい。タクシーに乗りホテルへ。「日本語でno problemの事、何て言うの?、ダイジョウブ?、ダイジョウブ!!ダイジョウブ!!」と何が大丈夫なのかよくわからないまま、30分後には今日の宿、ウェスティン・ベイショア・バンクーバーThe Westin Bayshore, Vancouverに到着した。

 「ドロボー」と叫びたくなるくらい、あっという間にスーツケースを持って行く笑顔のポーターを追いかけチェックイン。タワー20階の2081号室に落ち着く。部屋の中央に鎮座しているのは「雲の上の寝心地」を約束するヘブンリー・ベッドHeavenly Bed(登録商標らしい)……マットの厚さだけで50センチ、踏み台が無いとベッドに登れない……が時差ぼけの疲れを癒してくれそうだ。そしてバルコニーからは、ヨットハーバーとバラード入江Burrard Inletのきらきら光る海、バンクーバー中心街に林立するガラス張りの高層ビル街が一望できる。うーーん、奮発した甲斐があったねぇ。

 実は今日7月4日は妻の誕生日ということで、ウェスティン・ベイショアは結構高級な部類に入るホテルだが、ちょっと(かなり)贅沢をして利用する事にしたのだ。そして追加料金を払うことで、タワービルからの素晴らしい眺めを“買う”事が出来る。他にも「恋人たちプラン」や「目の前のハーバーから水上飛行機で遊覧飛行プラン」等、ちょっと面白いサービスをしている。

 少し眠たい。気を許すとそのままヘブンリーな夢の世界に入っていきそうなところだが、ここで寝てしまうと時差ボケが直らないので、散歩に出かける。ジョージア通りGeorgia St.を東へ。エアー・カナダのホームページで紹介していた、“北米でもトップクラスのパティシエ”が居るケーキ屋を目指して歩く。バンクーバーは、どのビルも見事にガラス張り。ビルの影がビルに映り、万華鏡のように不調和の中の調和を見せる。

 さて、肝心のケーキ屋は移転してしまったそうで発見できず、そのまま港の方へ歩く。フィヨルド地形に守られて穏やかな港では、アラスカ沿岸の氷河地帯を巡る豪華客船、パシフィック・プリンセス号Pacific Princessが出港の準備をしている。一方では、水上飛行機が水面に白線を描きながら、ゆっくりと飛び立つ。ベンチに座っているとうたた寝しそうな、穏やかな港の、穏やかな午後。

 時刻はもうすぐ夕方の5時、例によって全く日没の気配を見せない高緯度の街ではあるが、そろそろ晩ご飯を食べることにした。成田空港のJCBカウンターで毎年もらう、そしてほとんど役に立たないタウンガイドを参考に、ザ・フィッシュハウス・イン・スタンレーパークThe Fish House in Stanley Parkを目指す。スタンレーパークStanley Parkは宿泊しているホテルのすぐ西側に隣接する大きな公園で、海沿いを歩いていくと、車道を横切ることなくたどり着ける。大きな池Lost Lagoonの周りにはカナダガンが群れをなし、リスが走り回り、タヌキが隠れん坊している……え、タヌキ?。

 ザ・フィッシュハウスは、元々は隣接するテニスコートのクラブハウスだった建物で、テラス席を利用すれば、テニスコートを見下ろしながら食事をすることになる。気持ちのいい陽気なので、勿論テラス席をお願いする。まずはビール、そして今日のお薦め、“アラスカサーモンのなんとか”と“ハリバットのかんとか”を注文。

 目の前のテニスコートでは、少人数のグループレッスンが行われている。一人腰の曲がったかなり年配の男性が居て、球に追いつくのも精一杯な感じだが、それでも真面目に同じ動作を繰り返している。レッスン修了後、彼はマウンテンバイクで颯爽と帰って行った。なんだかうらやましい生き方だ。

 料理は無駄なポテトフライが山盛りにされたりしない分、少し少なめ(我々には丁度良い)。しかしふっくらと繊細な焼き加減で、さすがバンクーバーで5本の指に入る(らしい)シーフードレストラン、納得の味。珍しくデザートまで食べて、満足満足。気持ちよくJCBカードで支払おうと思ったら使えない……。うーーん、これで何度目だ、JCBお薦めの店でJCBカードが使えなかったのは。

 午後10時、西側の空にはまだ明るさが残っているが、ホテルの窓から見える東側の空は見事なブルー。東京あたりの低緯度の都市だと、太陽が沈んでから星空が見えるまでの、地球が最も美しい時間がすぐに終わってしまうが、バンクーバーのような高緯度の都市ではゆっくりと日が暮れる。タワー最上階のテラスでたっぷりと夜景を堪能し、眠りについた。


07/04 end


Photo
バンクーバー空港puffin バンクーバー空港
オリンピックに向けて大改装中の出来たてターミナル。随所にネイティブアメリカンのオブジェが飾られている。くらげがお出迎え。
バンクーバーpuffin バンクーバー
バンクーバーはガラスの街。ガラス掃除も大忙し?。
ザ・フィッシュハウス・イン・スタンレーパークpuffin ザ・フィッシュハウス・イン・スタンレーパーク
木立の中のオシャレなレストラン。Ocean Wise - A Vancouver Aquarium Conservation Program に参加しています。
バンクーバー夜景puffin バンクーバー夜景
ホテルのテラスから撮影。周囲のビル群から少し離れた位置にあり、夜景を見るには最高のロケーション。
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