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2005alaska 09/17
帰国

 午前4時、まだ真っ暗な中、空港に向けて出発。空には薄いオーロラが出ている。よく旅行ガイドやパンフレットにオーロラが出現する確率・・・4日で80%とか・・・についての話があるが、考えてみるとこれほど意味の無いな数字は無い。オーロラの現象自体は24時間365日起こっていることを考えると、晴れていれば100%見ることが出来るはずだ。今回の旅行でも、今日を入れて3日晴れて3日ともオーロラが出現したことになる(1日は見逃したけど)。結局、オーロラ出現確率=晴れる確率×(観測できる時間÷晴れている時間)×満足できるオーロラの出現確率、となるのではないか。「一晩中待っていられてどんなのでも見えたらOK」とすれば、オーロラ出現確率=晴れる確率(今回の旅行だと11分の3で約30%)となるし「観測時間は限られるけどやっぱり凄いの見たいよね」となれば確率は下がる(今回の旅行だと11分の1で10%以下)。

 フェアバンクス空港のレンタカー返却場所に車を置き・・・今回の走行距離、1470マイル=2300キロ・・・出発ロビーに向かう。閑散として誰も居ない。レンタカーの鍵は返却ボックスに入れておく。出発、返却時に執拗なチェックを行う日本のレンタカーに比べてなんと簡単な事か。

 アラスカ航空のカウンターを見つけてチェックイン。「荷物は成田まで行くんですよね」。確認をとり搭乗ゲートへ向かう。窓の外はまだ暗いがガラス越しではオーロラが出ているかどうか見えなかった。

 7時発、ラスベガス行きのAS0116便に乗り込む。これでアラスカともお別れだ。天候にも・・・ほぼ・・・恵まれ、満足できる旅行となった。氷河を頂く山々を眺めながら感慨に浸っていると機内アナウンス。「皆様、右手に見えてますのがマッキンリーです」。なんですとーーー、幸運なことに右側の座席だ。が、上空から見る山々はいったいどれが一番高いのかよくわからない。それらしい山にあたりを付けてカメラのシャッターを切る。まあ、ようわからんが、これで今回の旅の目的は全て達成する事ができた。めでたし、めでたし。

 機体はラスベガス行きだけどシアトルで乗り換え。何処で出国審査を行うのかと思っているうちに日本行きの搭乗ゲートまで到着してしまった。え、パスポートに出国印押さなくていいの?。不安になって旅慣れた感じの日本人グループを捕まえて聞いてみた。するとロビーの一角に係員が居てキャッシュディスペンサーみたいな機械で手続きをしている事がわかった。知らないで出国すると次回入国時に面倒なことになるかも知れないのでご注意ください。

 14時半、シアトルを出発、ノースウェスト航空NW7。往路と同じく最後列窓際に座る。成田までは11時間。技術の進歩は早く、今はエコノミーシートでも完全なビデオ・オン・デマンドのシステムが採用されていて、好きな時に好きな映画を見ることができる。便利になったなあ。また、他の席の人とゲームで対戦もできる。知らない人とオセロゲームをして圧勝してやった。

 17時過ぎ、成田到着。後は重たい荷物を引きずって帰るだけ・・・が、荷物が出てこない・・・。3つ預けたうちの2つが出てこない。8回目の海外旅行で初のロストバゲージとなった。「大至急」(原英文)と書かれた札付きの荷物は翌日の便で無事に戻ってきた。


09/17 end

Photo
フェアバンクス空港puffin フェアバンクス空港
壁を飾る剥製の首がなんとも言えずシュールな感じ。
マッキンリー山puffin マッキンリー山
たぶん。
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