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2005alaska 09/12
アラスカ・シーライフ・センター

 耳栓の効果もあってか、疲れていたのか、まあなんとか眠ることは出来た。朝食はコーンフレーク。

 今日はまた北上するだけの行程だが、その前にお目当てのアラスカ・シーライフ・センターAlaska SeaLife Centerへ。ホテル・エッジウォーターから歩いてすぐの所にある。ここは、水族館と言うよりは子供たちに海の生態系を教えるための教育施設という感じだ。要所要所に係員が居て、説明してくれる。「水槽の底をよく見てください。魚がいるのがわかりますか?」。目をこらして見ると、砂に紛れて5センチくらいの小さなカレイがいる。

 さてお目当ての水鳥水槽へ。ツノメドリとエトピリカが仲良く同居していて、目の前2メートルくらいのところでよたよたと歩いている。何時間見ていても・・・葛西臨海公園では2時間見ていた・・・・見飽きない。

 売店でパフィングッズを買い占め・・・いい加減にしないと我が家はパフィンに占拠されてしまうのだが・・・車に戻る。小雨の中、北へ向けて出発。

北へ

 今日はタルキートナ(の近く)までひたすら北上する。ちょうどアンカレッジを通る頃昼時になったので、せっかくだから昼ご飯にしよう。日本食レストラン、熊五郎Kumagoroへ。店内は日本人、外国人を問わず混雑している。暫く待った後やっと席に通された。お目当ての寿司セットを注文、妻は鍋焼きうどん。

 まわりを見渡すと、なぜかほとんどの人が同じカバンを持っている。アラスカの動物が描かれていて、自然保護団体か何かの総会が開かれているようだ。突然その一人に話しかけられる。「昨日スワードのクルーズに乗ってたよねぇ?」。こっちは覚えていないが「あー、なんだあんたかい」って感じで、とりあえず笑顔を返しておく。30分以上待たされてやっと寿司が来た。サーモン、いくら、ハリバット。アラスカの味覚を味わう。

 初日と同じくグレン・ハイウェイGlenn Highwayを北上し、ジョージパークス・ハイウェイGeorge Parks Highwayに逸れデナリ国立公園Denali National Park & Preserve方面へ向かう。数日ぶりに目にする風景は、いっそう紅葉が深まっている。北へ南へ、効率の悪い日程だが日々変化する秋の深まりを感じることが出来る。

 今日の宿はマッキンリー・プリンセス・ウィルダネス・ロッジMt. McKinley Princess Wilderness Lodge。暗くなる前に到着することが出来た。ジョージパークス・ハイウェイ沿いの、タルキートナとの分岐からデナリまでの中間あたりにある。山を切り開いて作られた、巡回バスが走るほどの広い敷地に2階建ての建物が点在している。晩飯はチキンBBQピザ、そしてアラスカビール。

 食事をすればやることはない。コインランドリーで洗濯物を片付けながら、塩野七生の「ローマ人の物語」を読む。去年チュニジアに行くために読んだ“ハンニバル”からさかのぼり、ルビコン川を越えた“ユリウス・カエサル(ジュリアス・シーザー)”の時代を追う。つかの間の読書の秋、アラスカで読むローマの歴史、なんだか贅沢な時間だなあ・・・。


09/12 end


Photo
ホテル・エッジウォーターpuffin ホテル・エッジウォーター
シーライフ・センターに行くには便利ですが、お薦めしません。
ツノメドリとエトピリカpuffin ツノメドリとエトピリカ
左がツノメドリ。夏場はもっと綺麗なくちばしをしていますが、今は冬仕様です。
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