いよいよ帰宅の日が来てしまった。出発（オスロ空港発14時15分）まではまだ余裕があるのでゆっくり起きてゆっくり荷造り。朝ご飯を探して町に出る。昨日のデパートの一角にあったコンビニエンスストアで、ホットドックを買う。バスターミナル横の広場の階段に座り込んで食べる。路面電車が行き交い、サラリーマンが急ぎ足で通り過ぎる。質素な食事だけど朝の空気が気持ちいい。

　チェックアウト、そしてオスロ駅から空港行きのエアポートエクスプレスに乗る。ホームにはベルゲンの観光フェリーで見掛けた新婚カップルがいた。彼らも帰国だろうか。

　オスロ空港到着。搭乗手続きを済ませ、出国ゲートをくぐる。妻が変な物を見つける。サーティーワンのようなアイスクリーム屋のようであるがショーケースの中には凍った果物が入っている。ブルーベリー、ストロベリー、オレンジ等々。観察してみると、どうやら機械で砕いてフローズンヨーグルトと混ぜて食べる物のようだ。早速注文。果物とフローズンヨーグルトの固形物を、かき氷機とソフトクリーム機が合体したような機械に入れてる。するとソフトクリームのように下から出てくる。これが美味い。アイスの甘みと果物の新鮮な酸っぱさ、渋みが見事に調和。ただし僕が頼んだラズベリーは種もそのままは入っているので口の中に残ってしまうのが難点。

　ヘルシンキ空降着は16時30分。１時間弱の待ち合わせで、いよいよ日本へのフライトとなる。日本人観光客がたむろしていて座る場所もない。ほぼ17時20分の定刻どおりにゲートを離れる。静かな離陸。僕はワインを飲みうつらうつらと眠りにはいる。サンタクロースの夢がみれるかな・・・。