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1999canada 07/30
 カナダ旅行のラストを飾るのはご存じナイアガラの滝Niagara Falls。トロントTorontoへの移動のため、オタワ空港Ottawa Airportへタクシーで向かう。支払いに100ドル札を出すとお釣りがないと言われ、代わりにコーヒーをおごらされてしまった。

 オタワからトロントまでは約1時間、あっと言う間に到着。今日のお泊まりはシェラトンSheraton Gateway Hotel In Toronto International AI。トロント国際空港は扇形をしていて、そのカナメの部分にシェラトンホテルがある。空港ロビーから案内板の指示通り歩けば10分程度でホテルのロビーだ。時間が早いがチェックインできたので、早速荷物をほどきナイアガラへ出かける準備。

 11時前、うだうだとしていたら電話が鳴る。どうやらお迎えが来たらしい。ナイアガラの滝までは、贅沢にもリムジンサービスを予約している。日本のタクシーのような物を想像していた妻は、黒のリンカーンが待っているのを見て驚いていた。

 車はハイウェイを滑るように走る。運転手は最初に車内の説明をした後は一言もしゃべらない。妻は早速居眠りモードに入っている。広大なブドウ畑を眺めているうちに、ナイアガラの街に着いた。途中多少の渋滞があったにもかかわらず、ホテルから1時間半で到着。

 帰りの時間を確認して車を降りる。暑い。けばけばしいホテルやカジノが建ち並び、今までのカナダのイメージとはまるで違う。ファミリーレストランのようなところでお昼ご飯を食べる。肉がでかくて堅い。

 食後、いよいよメインアトラクション「霧の乙女号」に乗りに行く。予想どおり長蛇の列だけど、数台の船でピストン輸送をしているのでそれほど待つことはない。青いビニールの合羽を頭から被り、青の軍団と化した人々と一緒に船に乗り込んだ。滝が近づくにつれ、轟音に包まれると共に飛沫が雨のように降り注ぐ。思ったほどの揺れはない。滝の写真を撮ろうと思ったが、ただ白い霧の中にいるようで、意味無いじゃんって感じでした。程なくして帰路につき始める。すぐさま暑苦しい合羽を脱ぐ。日差しが強く、すぐに乾き始める。なかなか気持ちがよろしい。

 船を降り、今度は歩いてカナダ滝に向かった。妻はビデオを構えて楽しそう。川沿いを、木陰を探しながらのんびりと歩く。先ほど乗った霧の乙女号が滝に近付いていくのが見える。大きな虹が架かっていた。

 滝が近付くに連れ、水飛沫が飛んでくるようになった。滝に向かって大きく張り出した形になっている公園の突端に立つと、手が届きそうなほど近くを豪快に水が流れているのが見える。誰もが感動する瞬間だろう。

 滝の裏ツアーに行く。エレベーターを降り、湿度の高い地下道を歩く。滝の裏は多くの人が詰め掛けていて、なかなか先が見えない。やっと先頭まで行ったが、滝があるのはトンネルのさらに先で、いまいちだった。次は滝の下。こちらは面白い。風向きによっては滝にそのまま打たれるほどの水が降ってくる。霧の乙女号よりも豪快な感じがした。

 待ち合わせのホテルの前で、迎えの車を待つ。白いリムジンが近付いてきた。来た時と同じリンカーンだと思っていたのでこれには驚く。小汚い格好をした小さな東洋人が乗り込むのを見て、怪訝な視線が集まる。意味のない優越感。せっかくのリムジンであるが、爆睡している間にホテルに着いてしまった。

 ホテルのレストランで晩飯。上々のもてなしで、ワインを飲み、ステーキを食べる。気分よく眠りについた。


07/30 end


Photo
霧の乙女号puffin 霧の乙女号
滝の手前に虹が架かりました。
ナイアガラ瀑布puffin ナイアガラ瀑布
大迫力。手が届きそうなくらい近くまで行ける。
FUDGEpuffin FUDGE
キャラメルの固まりのようなケーキ。激甘。外人は平気で1本平らげていたけど一口で降参。
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