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1999canada 07/29
 まだ少し肌寒い朝の街、レンタカーを走らせる。妻の言うように小樽の街に雰囲気がよく似ている。北の町特有の、美しさの中にもかすかな厳しさが漂う風景。

 出発の1時間以上前には空港に到着。しかし飛行機の方が1時間遅れとなってしまい待たされることとなる。

 セント・ジョーンズSt.John'sからハリファックスHalifax、そしてモントリオールMontrealを経由してオタワOttawaに向かう飛行機に乗る。モントリオールでは、それまで 英語->フランス語 の順で行われていたアナウンスが、フランス語->英語 に変わった。看板も全てフランス語が上。二カ国語の国の不思議。

 オタワには、どうやら午後の一番暑い時間に到着してしまったようだ。30度近いと思われる。ホテルを廻る乗り合いバスを利用する。

 宿はホテル・シャトーローリエChateau Laurier。オタワで一番の伝統と格式を誇り、古城のような外観をしている。しかしあてがわれたのはコの字型をした建物の内側にあたる部屋で、窓から見えるのは壁面だけ。なんだか建て増しした温泉宿に泊まっている気分になった(事実、建て増しした部分のようだ)。

 荷物を部屋に置き市内観光、市場に出てみる。野菜や果物を山のように積んだ屋台が並んでいる。いかにも外国の街角って感じで、妻もうれしそうだ。オープンカフェのラップサンドの店で昼飯。相変わらずの外人サイズで食べきれない。高層ビルと市場が隣接している不思議な街であるが、都市の美しさはこれまで訪れた都市で一番かもしれない。

 河を巡る遊覧船に乗ることにした。シャトー・ローリエのすぐ裏手には運河が流れていて、7つの関門により船を持ち上げている。ボーイスカウトのような姿をした青年たちが汗を流してクランチを操作している。電動にしないのは観光のためだろうか。

 運河が終わり川に流れ込むところに遊覧船の船着き場がある。船から見える国会議事堂や首相官邸、そしてシャトー・ローリエなどを、ガイドのお姉さんが英語とフランス語で流れるように説明していく。それにしても暑い。

 なぜか晩飯はベトナム料理店。ここも店の一部がオープンカフェで、通りを歩く人を眺めながらの、暫しの外人気分。オタワの街は夜も美しかった。


07/29 end


Photo
セント・ジョーンズpuffin セント・ジョーンズ
ホテルの窓からの景色。北米大陸最東端の丘。
街角のカップルpuffin 街角のカップル
オタワ市街。お気に入りの一枚です。
Chateau Laurierpuffin Chateau Laurier
タイタニックの撮影にも使われたらしい。
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