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1999canada 07/25
 妻の憧れ、「赤毛のアンAnne of Green Gables」の世界へ、北米大陸最東端の地、セント・ジョーンズSt.John'sへ向けていざ出発。6泊8日で飛行機8便を乗り継ぐ(離着陸回数は11回!!)結構過密なツアー。

 15時少し前、夏休みとあって満席の客を乗せたカナディアン航空のDC10で成田を出発。トロントでハリファックスHalifax行きに乗り換え、さらにそこからシャーロットタウンCharlottetownへ向かうターボプロップ機に乗り込む。隣には白いバラのブーケを抱えた日本人カップルが座っている。これから島で結婚式だろうか。ウェディングツアーを特集した旅行パンフレットを見ると、赤毛のアン作者のモンゴメリゆかりの教会で、モンゴメリの子孫立ち会いのもと式を行ってくれるらしい。

 19時半、シャーロットタウン空港に到着。まだ十分に明るい。「ようこそ、プリンスエドワード島へ」と日本語で書かれたボードの前で記念撮影。

 早速レンタカーで宿に向かった。PE島の宿は、エルムウッド・インThe Elmwood Heritage Inn。一泊朝食付きの、いわゆるB&Bだけど、築100年を越すPE島で最初の、そしてカナダ全土で6つしかない5つ星B&Bだそうだ。おかげで値段も(カナダにしては)お高く1部屋170カナダドルC$(約13,000円)からとなっている。

 宿に着くと品のいい年輩の女性に迎えられた。予約した部屋は Peake Suite (ちなみに全室suiteです)と名付けられた3階の部屋で、寝室の他にゲストルームとキッチンが付いている。これは贅沢!!170C

 晩飯を食べるため女将ご推薦の店を幾つかあげてもらい、徒歩でシャーロットタウンのダウンタウンへ向かった。もう9時近いのでさすがに外は薄暗い。途中見かける家は全てペンションのようで「ここは清里か」と言いたくなる。

 ほとんどの店が既に閉まっていたが、推薦された「42nd Street」に行った。笑顔が板に付いた格好いいお兄さんに席に案内されメニューを渡される。読んでもよくわからない。結局お兄さんが推薦するものを注文した。

 ムール貝が皿の縁を取り囲むシーフードジャンバラヤと、サーモンのリンゴソースがけの2品。ジャンバラヤはタイ米のような長粒米をスパイシーに味付けしてある。サーモンはスライスしたものを木の板に乗せて焼き、角切りリンゴのソースがかかっている。こちらも長粒米のご飯が付け合わせで付いていた。歩くのがつらいくらい、お腹に詰め込んだ。

 ゆっくりと宿に戻る。宿の前にある大きな木はクリスマスツリーのように電飾できらきらと輝いていた。成田を飛び立ってから19時間目、心地よく眠りについた。


07/25 end


Photo
カナディアン航空 DC10puffin カナディアン航空 DC10
エアー・カナダに買収されて、カナディアン航空はなくなりました。
Aerospatiale ATRpuffin Aerospatiale ATR
シャーロットタウン行きのターボプロップ機。ふわりと浮き上がります。
The Elmwood Heritage Innpuffin The Elmwood Heritage Inn
手入れの行き届いた素晴らしいホテルでした。日本人もよく泊まるようです。
2階までは開業当時からの部屋で、3階は屋根裏を改造した部屋です。
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