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1999canada 07/27
 今日もいまいちの天気。またケベック州Quebucのカップルと同じテーブルになる。昨日は何処に行ったかという話になり、「ノースケープNorth Cape」と答えると「なんとまあ、ご苦労なこって」という顔をされた。

 特に予定は無いが、とりあえず、キャベンディッシュCavendishの町へ向かう。クリスマスツリーファームと書かれた小さな樅の木のたくさん植えられている丘を横目に小一時間で到着。インフォメーションセンターをうろつく。日本語のパンフレットも多数用意してあり、日帰りの「アンツアー」も多数見受けられた。

 雨がやむまでの時間つぶしにケンジントンKensingtonまでドライブすることにした。ケンジントンには、かつてこの島に鉄道が走っていた頃の名残をとどめる駅舎が残されている。1時間ほどで町に到着、少し迷って、やっと見つけた駅舎は思ったよりも古さを感じさせない。おきまりの土産物屋があり、おきまりの「赤毛のアン」グッズが並んでいる。なんだかなあ。

 やっと日差しがでてきた。朝からあまり元気のなかった妻も、太陽と共にやる気がでてきたようだ。キャベンディッシュへ戻る道すがらもなんだか楽しそう。

 途中のショッピングセンターのような所で昼飯を食べることにした。土産物屋の一角に「ビーバーテイルBeaver Tail」と書かれた移動式屋台の店があった。妻の目が光る。どうやら食べ物屋らしい。昼飯はここに決まった。客の列に並ぶ。

 ビーバーテールとは、ドーナツの生地のような物を引き延ばし、文字通りビーバーのしっぽのような形にして油で揚げたもので、お好みに応じてメープルシロップや各種ジャム類を乗せた物を注文する。また、ソーセージを挟んだハンバーガー感覚のメニューもある。ほかほかでおいしかった。

 食事をしながら周りを見回すと、「COWS」の袋を下げた子供がたくさんいた。「COWS」はガイドブックにも載っていたアイスクリーム屋であるが、行ってみて驚いた。店のマスコットの牛をモデルにした色々なグッズが売られている。特に目を引いたのがパロディシャツで、タイタニック号の舳先で両手を広げるおきまりのポーズをしている牛や、スターカウズのダースベーダー牛、赤毛のアン牛など笑える物がたくさんある。子供にまじってたくさん買ってしまった。

 グリーンゲイブルスを再び訪れる。今日は驚くほどの観光客が居る。昨日は建物の中までゆっくり見物することができたが、今日は数十メートルの列ができている。建物には入らずお化けの森や恋人たちの小道をゆっくりと散歩した。

 一回りして戻ると、ウェディングドレスとタキシードの日本人カップルがやってきた。エージェントに付き添われ、どうやらグリーンゲイブルスの前で記念撮影のようだ。観光客の拍手を受けて旦那さんは照れくさそう。

 グリーンゲイブルスを後にして、徒歩で郵便局へ向かう。ここはかつてモンゴメリーが勤めていたところらしい。ここへ来たらお約束、絵葉書を買って日本への暑中見舞いを書く。そして妻へのラブレター、カナダからの手紙をしたためる。帰るまでの秘密。

 「輝く湖水」を目指し国立公園へ車で向かう。海沿いへ向かうとこれぞまさしくプリンスエドワード島の景色。赤土の崖、緑の丘、青い海。輝く湖水は本当に光り輝き美しかった。

 空港で車を返し、タクシーでダウンタウンのロブスター屋に直行。一人一匹はつらそうなので二人で一匹を食べる。頭をねじ切れば(かなり残酷だ)ぷりぷりの身が溢れている。食い応え十分、満足であった。


07/27 end


Photo
ELMWOODの車puffin ELMWOODの車
ホテルの名前がそのまま車のナンバーになっています。
輝く湖水puffin 輝く湖水
「赤毛のアン」の世界そのままです。
ロブスターpuffin ロブスター
・・・の、残骸。
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