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2003hawaii 10/09
 ヒロ・ハワイアン・ホテル Hilo Hawaiian Hotel。いかにもパックツアー相手の観光ホテルと言ったおもむきで、ロビーには日本の旅行会社の看板が掲げられている。その分値段も程々で、チェックインタイムも融通が利きそうだったので(昨晩は10時近くになってしまった)決めた宿だ。朝食の後、近くを散歩。ホテルの前には立派なバニヤンツリー。近くにはリリウオカラニ・ガーデンLiliuokalani Gardens。一応日本庭園らしく、太鼓橋(のような物)や石灯籠が置かれている。日本式かどうかは別にして、落ち着いた公園だ。

 レンタカーを返却。手続きを終えると空港まで送ってくれる。同乗した男性スタッフは日系人で、両親は広島から来たそうだ。かく言う私も広島出身。スネークマンショーの歌(小林勝也の「〜きんさい、きんさい、ハワイへきんさい、わしらあ、みんな、広島じゃけん」。と言って今時どれだけの共感を得られるだろうか・・・)ではないが、ハワイには多くの広島県民が移住した。「私の両親は英語が話せない。私は日本語が話せない」。嬉しそうに話しかけてくる顔に苦労の陰はない。旅の最後に明るい顔の日系人と会話が出来たことで、なんだか気持ちが軽くなった。

 ヒロ空港Hilo International Airportからホノルル空港Honolulu International Airportへ。ハワイ諸島の島々が綺麗に見渡せる。マウイ島Mauiモロカイ島Moloka`iはもとより、ダイビングスポットとして有名な三日月型の島、モロキニ島Molokiniではヨットの姿まで見て取れる。そしてダイヤモンドヘッドDiamond Headが見えるとすぐにホノルルだ。

 空港から一番近いホテル、ホノルル・エアポート・ホテルHonolulu Airport Hotelにチェックインを済ませると、最後の買い物と、最後の晩餐を求めてホノルル市内へ向かう。DFSなんぞを覗いてみるが、やはり買い物下手なのであまり見る物はない。近親者への心ばかりの土産物を買うと、あとは夕方までワイキキを散歩。

 思い立って、シェラトン・モアナ・サーフライダーSheraton Moana Surfriderへ行ってみた。ワイキキで最も歴史のあるホテルで、2階の小部屋には古い写真がたくさん飾られている。泊まるには高すぎるが、勝手にうろつくのは楽しい。エレベーターで最上階のフロアに上がる。廊下の一角にソファが置いてあり、勝手にくつろぐ。眼下のバニヤン・ベランダThe Banyan Verandaからは陽気なハワイアンが聞こえてくる。海には遊覧船が浮かび、その先に今まさに太陽が沈もうとしている。ハワイの最後の夜に、こんな静かな時間が得られるとは思ってなかったので、ちょっと(かなり)得した気分。

 夕食は、ファティス・チャイニーズ・キッチンFatty's Chinese Kitchen。世界のバックパッカー御用達、ロンリー・プラネット<ハワイ編>(なんと日本語版)で紹介されていた、どちらかと言えばチープなレストラン。カウンターだけの小さな店だ。何を注文しようか迷っていると、前に並んでいた中国系の人がお薦めメニューを手振りで教えてくれる。素直に従い、エビを辛く炒めてご飯に載せた定食を注文。殻付きのエビがぱりぱりとして美味しい。先ほどのおじさんと目があったので、指を立てて「very good」と伝えたら、嬉しそうな顔をしていた。ちょっとした交流が楽しい、ハワイ、最後の夜。


10/09 end


Photo
リリウオアラニ・ガーデンpuffin リリウオアラニ・ガーデン
日本庭園らしいのですが、和洋中、折衷です。
バニヤンツリーpuffin バニヤンツリー
シェラトン・モアナ・サーフライダー前の、あまりにも有名なバニヤンです。
ファティス・チャイニーズ・キッチンpuffin ファティス・チャイニーズ・キッチン
テイクアウトもやってます。
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