OYOYO Web Site
top image

2003hawaii 10/04
 6時起床。寝ている妻を起こし、散歩に誘う。ここカイルアKailuaのビーチは、隣町のラニカイLanikaiと並び、ハワイだけでなく全米でも有数の美しいビーチと言われている。宿の横の細い道を入ると、100メートルほどでビーチだ。真っ白な砂浜が何処までも続いている(夕方ワイキキWaikikiに行ったが、カイルアの粉のような砂と比べるとジャリだった)。散歩やランニングをしている人たちは皆おだやかな表情で、場違いな我々2人に対しても笑顔を向けてくれる。写真を撮ろうとしていると、向こうから「撮りましょうか?」と話しかけてくる。ゆったりとした時間が流れる。贅沢な空間だ。

 今日の予定は妻へのサービス、ワイキキDAY。一日ワイキキで過ごす予定だ。州道63号線Likelike Hwy.を通りホノルルHonoluluへ。まずガイドブックに載っていたフラの店へ。実はうちの妻、フラを習っている(一般的にはフラ・ダンスと言うが、“フラ”には踊りと言う意味があるので“フラ・ダンス”では、“踊り踊り”になってしまう)。店内には大小のひょうたん(「イプ」と言う楽器らしい)がたくさんあり面白かったが、その他の物は日本でも手に入る物ばかり。お客も日本人ばかり。なんだかなあ。

 ヒルトン・ハワイアン・ビレッジHilton Hawaiian Village Beach Resort & Spaへ。ワイキキでひときわ異彩を放つ悪趣味なレインボータワーRainbow Towerを中心に幾つかのホテルとショッピングセンターが建ち並んでいる。店に入ると「どちら(のヒルトン)にお泊まりですか?」と必ず聞かれる(もちろん日本語で)。宿泊客には割引特典があるらしい。ホテルの一角にビショップ・ミュージアムがある。と言っても本家本元の同名の美術館とは比べものにならない小さなものだ。タダかと思ったらお金を取られた。ハワイ王朝の歴史が軽〜く紹介されている。まあ大した物はない。

 結局ヒルトンでは探していたCDを一枚買っただけで撤収。普段からブランド物には無頓着なので、こんな所に来ても結局なにも買えない。午後はたまった洗濯物を持ってコインランドリーへ。25セント硬貨でおはじきをしながらまったりと過ごす。

 夕方、ワイキキのビーチで開催されるクヒオ・ビーチ・トーチ・ライティング&フラショーKuhio Beach Torch Lighting & Hula Showへ。1時間前にはゴザを持って場所を陣取り、ゆっくりと待つ。ステージ後方には巨大なバニヤン・ツリーがあり、鳥のざわめきが途切れることがない。水平線に夕日が沈んだ頃、いよいよ開演となった。

 この催しが、どういった組織で運営されているのか知らないが、無料にもかかわらず結構本格的なフラを目にすることができる。ソロ、男女ペアー、団体の演技に続き、面白かったのがケイキ・フラ(子供達によるフラ)だ。小学校低学年くらいの子を含む8人の演技で、踊る様は見ていて(巧いかどうかは置いといて)微笑ましい。曲の途中で隣り合った子が組になる場面があったが、自分がどちらの子と組むのか忘れてしまった子が居てなかなか演技が決まらない。今度はどうだ(またダメだ)、よし次こそ(またダメだ)、と観客もだんだん気持ちが一体化してくる。最後の最後で巧く決まった時は、大きな拍手が沸いた。

 ワールド・マーケット・プレイスWorld Market Placeという、屋台のような土産物屋が続く中で晩ご飯を食べる。ここにも小さなステージがあり、男性によるフラが披露されていた。日本ではフラをやっているのは圧倒的に女性の方が多いが、そもそもが神様に捧げるための踊りで男女の区別はない。カヒコ(古典)になると、個人的には男性の踊りの方が、力強く神々しさが感じられて好きだ。小さなステージの演技者は、恐らくアルバイトで参加しているのだろうが、それなりの練習を積んでいる事は素人目にも感じられる。時刻は午後9時、ワイキキの喧噪はいつまで続くのだろうか・・・。


10/04 end


Photo
カイルア・ビーチpuffin カイルア・ビーチ
今回の旅行のベスト・ショット。カイルア・ビーチの朝の風景。
日本建築puffin 日本建築
カイルアに何故か日本建築。窓越しに廊下があり、部屋とは障子で区切られている。
ポイpuffin ポイ
タロイモを蒸してつぶしてペースト状にし、さらに発酵させた物。ショッピングモールで見つけたハワイ料理のセット。左の黒いのはラウラウ。豚肉や魚をタロイモの葉で包み蒸した料理。
先読み 先読み 先読み candybox counter